現代人に増えている心の病|適応障害の症状と実態|自分自身を強く持とう

適応障害の症状と実態|自分自身を強く持とう

現代人に増えている心の病

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初期症状がわかりにくい病

人間が動物と違う点は精神的な悩みがあるかどうかです。生存本能だけで生きている動物と違って、人間は環境に適応するために様々な悩み事を抱え込みます。その悩みを解消するために人間は人間として発達してきたとも言えるのです。現代は精神に起因する病気が増大しています。それは社会が高度化して環境に適応するのが大変になったこと、人間関係が複雑化したことなどが原因です。そのような病気の代表的なものが適応障害です。まさに環境に適応できないことによって発症する病気です。適応障害の特徴は自覚症状がないという点です。多くの病気は自覚症状に気づいて病院へ行くわけですが、自覚症状がないと自分が病気であることがわからないので症状が悪化しやすいのです。このような病気の場合は周囲の人間が気づいてあげることが大切になります。周囲の人間が気づくきっかけとして多いのが、遅刻や欠勤です。それまで真面目に通勤していた人が急に遅刻や欠勤が多くなった時は注意が必要です。適応障害になると自分で自分をコントロールできなくなるので意思とは関係なく遅刻し、また欠勤してしまうのです。このような時は優しく接してあげて、心の悩みを聞いてあげることが大事です。適応障害の場合は悲観的な考え方をするので、病気かどうかがわかります。

周囲の接し方がとても大切

周囲が適応障害だと気づいた場合には、患者への接し方がとても重要になります。いきなり適応障害だから病院へ行きなさいなどと言うのは厳禁です。そのような直接的な言い方をされると、患者はますます落ち込んでしまいます。適応障害にかかりやすい人というのは真面目で几帳面で神経質な性格の人が多いのです。ですからそのような性格をくみ取って、相手に余計な不安や負担をかけない接し方をする必要があります。逆に、誰でも悩みはあるよとか、私も人に言えない悩みがあるんだなどと話しかけてあげることが大事です。自分と同じような悩みを抱えている人がいると思うだけで、患者の心は軽くなるのです。このような接し方をしながら、患者が心を開いたところで病院へ行った方がいいと切り出すとうまくいきます。特に大切なのは家族の接し方です。適応障害になると何事もやる気がなくなって家でゴロゴロすることがあります。学校や会社を休みがちになります。そのような姿を見ると家族はイライラしますが、それをぶつけるのは逆効果です。適応障害には休養が必要なので、しばらく休んでいれば良くなるという思いで優しく見守ってあげるのです。焦って無理をしないことが一番大事なことです。